2010年2月20日作成 2010年10月31日更新

2008年10月3日〜11月1日作業

ロードスターの中古エンジンを自分でオーバーホール

NA6CE型のユーノスロードスターのB6エンジンを、自分でオーバーホールしてみました。

サーキット走行中に、サーモスタットが壊れてオーバーヒートしてから、エンジンのヘッドガスケットからオイルが滲むようになってしまった。

ヘッドガスケットだけ交換すれば、たぶん直るんだろうけど、どうせヘッドを開けるんなら吸排気ポートを研磨してみたいし、そうなると作業に時間が掛かるから中古エンジンを買って作業しようって事でエンジンを購入した。

せっかくエンジンを買ったんだからと、腰下のバランス取りをして、圧縮の少し高いピストンに交換して組み立てた。素人だけど、特に問題なく作業できた。

分解編

引越しして作業場所ができたので、ヤフオクでエンジンを買った。11,000円と、超安かった。広島から北海道まで送ってもらって、送料 9,000円。1992年 車体番号 166xxx 走行 72318km

とりあえず、ヘッドとブロックに分離して、物置に入れた。ブロックはとても重かったけど、なんとか一人で持てた。

ヘッドボルトの頭が変わった形だけど、普通の12mm12角のソケットがぴったりとはまる。

こういう普通の12mmのソケット。

すごく固く締まっているクランクシャフト前側のボルトを苦労して外した。普通に回り止めしてボルトを回すと、エンジンブロックごとゴロゴロ床を転がってしまって力がかけられない。

クランクに木の角材をはさんで回り止めにすると、角材が床に当たって転がらない。これで、レンチにパイプをかけて足で踏むと、「バキッ」っとボルトが回った。

ピストンをはずしてみた。

ピストンをファミリアの圧縮比の高い物に交換して、バランス取って組み上げたいと思ってる。

100円ショップで買ってきた容器が大活躍。

ストレートの通販で買ったバルブコンプレッサーでバルブを外した。16個簡単に外れた。

エンジンを分解するのなんて初めてだけど、ここまで何も問題なく作業できた。

外したバルブやスプリングなんかは、どこに付いていたかわかるように整理して保管する。組み立てるときには元々付いていたのと同じ位置に組み付ける。

HLAを分解掃除した。右端の部品をただペンチで引っ張れば分解できる。

分解する前に動きをチェックしたら、5個くらいエアを噛んでるのがあった。清掃後オイルの中でエアを噛まないように組み立てて動作ばっちり。

分解は、外したい部品のボルトを外していけば、簡単にバラバラになって特に悩む所もなく作業が進んだ。

外したボルトは、元のボルト穴に緩く締め付けておくか、それだと邪魔になる部分はビニール袋に小分けして詰めて、どこのボルトか分かるように袋に記入しておいた。

エンジン加工・洗浄編に続く


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